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11月 « 2023/12 » 01月
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ポー「黒猫」 The Black Cat
酔っぱらいの頭の中へダイブするような泥酔感。
すげえ。



(illustrated というほどイラストはなかったような ^^;)
★★★★★
読みやすさレベル9
3844 語(The Black Cat のみ)

この全集から、短編の "The Black Cat" だけを、
話は知っているのでサクッと読みました。
昨年、明けたから一昨年に、Coursera の課題で別の短編を読みましたが
その頃より少し楽になったような気がします。

当時の英語事情はよく知りませんが、
なんとなくイギリス英語のアクセントで読むほうが
メロディがいい感じがしました。
なので、私の頭の中では酔っぱらいの英国人風の声が
ナレーションを担当してくれました。(なんだそれ)

なに言ってるかサッパリわからないんだけど、
ゲロ吐きそうなのはわかりました。ポー、すげえ。
(でも私、The Tell-Tale Heart のほうが好きだわ)

読みにくいし、解像度もボケボケなのですが、
多読してレベル3に上げた頃を思い出しました。

読みやすさレベル0~2を、頭の中で和訳しないで
そのまま英語の感じで楽しく読めていて、
レベル3に上げた時になんだか和訳してる所が増えたり、
読めないことはないのだけど、ちょっと無理しているなあ~って、
感じになるじゃないですか。あの感じと似ている。

そしてまた0~2を読んだり、レベル3に挑戦して、
レベルを行ったり来たりして混ぜているうちに
いつの間にかレベル3もするっと読めるようになってきたから、
たぶんあの感じで古典も読めるようになりそうだなあ
と思いました。

要は慣れかな、と。
(大きく出てみました)

ほかの本もいろいろ読んでから、また読みます。
待っててね、ポー。


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読みやすさレベル9 | 20:06:09 | Trackback(-) | Comments(-)
"A Princess of Mars"
coursera のファンタジーと SF を読むクラスの課題、第 7 回目です。

"A Princess of Mars" by Edgar Rice Burroughs
http://www.gutenberg.org/ebooks/62(無料)

『火星のプリンセス』なつかしいなあ。
英語で読めるかな~なんて思ったら、正直、このクラスで読んだ
課題の中で一番読みにくかったです。(^^;;

文体も 19 世紀の仰々しい感じ。
火星の生態系・文化を作者の想像力で構築している
世界観が読みどころですが、
「辞書より常識」で読んでいる身としては
いまいち霧の中のようでした。
ストーリーラインとしては血沸き肉踊る冒険小説なのですが。

ひさしぶりに歯の立たないもの読んだ~。
6割か7割のところで間に合いそうにないので投げました。
小論文は、同じ回のもう一冊の課題 "Herland" で書くことにして、
この本の残りは翻訳で読みました。
Kindle 版だと本屋で探し回らずとも、あっという間に
和書が手に入ってすばらしい。



ディズニーが映画化したときに(『ジョン・カーター』)
新訳が出ていたようです。
武部さんのイラストのついた創元推理社の版が好きだったのになあ。

翻訳で読んでみたら、私のわからないところ
(火星にどうやって行ったのか)は、
翻訳で読んでもわかりませんでした。
(つまり、ぼかして書いてあった)

19 世紀的口調は、読みやすくなっていて、
母語だからというだけではなく、
日本語のほうが読みやすくなってると思いました。


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読みやすさレベル9 | 23:30:46 | Trackback(-) | Comments(-)
"Frankenstein or The Modern Prometheus"
coursera のクラス、第 4 回の課題で読みました。

あのフランケンシュタインの原作です。
作者 Mary Wollstonecraft Shelley は女性、
男性であるフランケンシュタイン博士が生命を作り出す物語ということで
近年、フェミニズム小説としても再評価されています。
(だって人工生命の話を女性が書いてるって面白いでしょ?)

かれこれ十年以上前にそう聞いて、いつか原作を読んでやると思い、
今回、大学の講義まで聴けたんだから、もう~ラッキーでした!

冒頭の、兄から妹への手紙 4 通のところが
やたらと読みにくいですが、
そこを過ぎるとちょっとましになります。

(要するに「元気でいるか、わしゃ元気じゃー」というのを
「拝啓、つつがなくお過ごしと拝しますが」みたいな
堅い手紙の文体でやっている。
それだけに後半でややくだけてくると、
実はこんな信じられない話が…と素で驚いてるのが伝わってくる)

教授のお勧めの版は、こちら(無料)です。
この版だと、作者の序文があり、そこがとっーーーーーても大事なので
ぜひ序文付の版でどうぞ。

私は、昼は Kindle、夜は iPad mini で同期させながら読みたかったので
このとき Kindle 版にしたのですが、
私が落とした Kindle 版には序文がついてなくて
あとから教授の講義や他の人の小論文を読んで、ほぞを噛みました。
(あ、そういえば、まだ序文読んでない。あとで読もう)

提出した小論文の評価が返ってきたら、
事実関係を取り違えていたところを指摘されて、
wikipedia(英語版)をみていたはずなのに~と
くやしかったです。
(思い込んじゃってるから、wikiをみてもピンとこなかった)

あわてて読んでいるから、読み終わってから
wikipedia(英語版)を読んでおくと
大きな勘違いを防げていいかも、と気づきました。


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読みやすさレベル9 | 11:35:16 | Trackback(-) | Comments(-)
"The Shining" 読了、キング先生怖すぎます
以前翻訳と映画をみていますが、やっぱり原書で読むのが一番怖かった!

The Shining
Stephen King
0307743659
冬季に閉鎖されるコロラド山中の
リゾート・ホテル The Overlook。

冬の間だけの住み込み管理人の
職を得たジャックは
妻ウェンディー、5 歳の息子ダニーと共に
深い雪に閉じ込められ
3 人だけで孤立して暮らすことになる。

ジャックにはアルコール依存と家庭内暴力の過去があった。

息子ダニーには、一種の精神感能力・予知能力がある。

前任者が家族を惨殺し自殺したという、いわくつきのホテルで、
なにかが動きはじめた!

★★★★★
読みやすさレベル9
160973 語

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“"The Shining" 読了、キング先生怖すぎます”の続きを読む>>
読みやすさレベル9 | 14:36:41 | Trackback(-) | Comments(-)
"11/22/63" 読了しました~♪
ほんわか~。
キング先生なのに(?)、読後感が爽やかでいいねえ。

11/22/63
Stephen King
1451669518

1963 年 11 月 22 日
ケネディ大統領暗殺。

過去に戻って
大統領を救うことはできるのか。

what としてはそこですが、
how をいかにもっていくかが
キング先生の腕のみせどころ。

★★★★★
読みやすさレベル8といいたいけど、長さがあるのでレベル9
270672 語(←長いと思ったら27万語だよ)

※ アメリカの子どもを対象にした Reading Level だと 6.3 ですが、
「60 年代、そんな名前のお菓子があったねえ、懐かしい~」とか
「むかしはモーレツって流行ったんだよ、今のチョベリバだね」とか
解説してくれる祖父ちゃんがそばにいるわけじゃないので、
けっこう日本人にとってはムズイとおもー。

(でも、Misery や Green Mile に比べたら読みやすいです)


流血シーンはあるけど、ホラーというよりサスペンスなので
怖いの苦手な方も、興味があればどうぞ。

"Life of Pi" はかわいい顔してグロいけど、
こちらは怖そうでいて愛があります。

そうそう、一足先に間者猫さんが読了されて、
読み続ける励みになりました!
ありがとうございました (o^ ^o)

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読みやすさレベル9 | 12:59:37 | Trackback(-) | Comments(-)
"A Study in Scarlet" 読了
わー、読めた。『緋文字の研究』の最後まで。

Sherlock Holmes: The Complete Novels and Stories Volume I
Sir Arthur Conan Doyle
0553212419

過去記事によれば、この本を買ったのは
2008 年で、そのときは
『まだらの紐』だけ読み終わりました。

『緋文字の研究』も読みかけたけど、
いつの間にか他の本と並行読み→自然投げ。

多読を始めた頃は、こんな難しいもの
辞書引かずに読めるわけがないと思ってたけど、
こんな紐、ちがう、日も、くるんだねえ。

今回読めたのは、TV ドラマ『シャーロック』が
面白すぎるおかげです。
そして、シャーロック・ファンの多読仲間に
ありがとう!!

Kindle などお持ちの方は、アマゾンだと現在なぜか有料なので、
Project Gutenberg (http://www.gutenberg.org/) のページから
Kindle フォーマットを選んでダウンロードすると無料です。
(他のフォーマットもありますし、ボランティアによる朗読もあるようです)

★★★★★
読みやすさレベル9
43424 語

『緋文字の研究』はホームズとワトソンの出合いからはじまります。
おもしろいよ!

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読みやすさレベル9 | 21:28:58 | Trackback(-) | Comments(-)
"A Study in Scarlet" Part I まで読みました
TV ドラマ『シャーロック』第 1 回を観た勢いで、
原作 "A Study in Scarlet" を読んでいます。

Sherlock Holmes: The Complete Novels and Stories Volume I
Sir Arthur Conan Doyle
0553212419

私が読んでいるのは、
前に買ったこの総集編に収録されているもの。

『緋色の研究』は
Part I と Part II に分かれており、
Part I はいわばアクション編。

Part II では場面を変えて、
謎解き編になるようです。
(Part II は読み始めたばかり)

ドラマは現代だし、ずいぶん変えてありますが、
意外と同じ設定だったりして面白かったので
以下、ネタばれで気づいたところを挙げておきます。

※ 「犯人は○○」についてだけは、自粛します。
それを書いちゃうと、なにか大事なものがなくなる気がするから。

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“"A Study in Scarlet" Part I まで読みました”の続きを読む>>
読みやすさレベル9 | 12:48:22 | Trackback(-) | Comments(-)
The Hobbit 読了
今度、映画になるホビットです。

The Hobbit
J. R. R. Tolkien
0261102214

『指輪物語』(The Lord of the Rings) の指輪を
Bilbo がどうやって手に入れたのか、という物語。

ホビットの Bilbo は、穴の中を工夫した快適な家の中で
ぬくぬくと暮らしています。

ところが、外部から知らない人がやってきて
否応なしに冒険の旅へ連れ出されてしまいます。

ハンカチを忘れてきてしまったと嘆く Bilbo は
スヌーピーに出てくる、毛布を忘れたライナスのよう。

★★★★★
レベル9
93352 語(出版社サイトより)

中沢新一さんが「日本人はホビットになろう」と
主張してらしたと聞いて、読みました。

『指輪物語』では、指輪は核兵器を象徴するメタファーですが
そういうものを元の場所に戻しに行くのは
無欲なホビットにしかできません、と。

震災後の文脈で読むと、この物語は、
鎖国を解かれた小さな人たち(笑)が、
否応なく外からやってくるものに従っていったら
持って帰ってきたのは金属の原子炉だった、という寓話とも読めます。
なんたって、見えない脅威ですから。

たいへん無邪気な冒険ものとしても読め、
わくわくと面白い本です。

ホビットの冒険〈上〉 (岩波少年文庫)
J.R.R. トールキン J.R.R. Tolkien
4001140586

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読みやすさレベル9 | 13:26:12 | Trackback(-) | Comments(-)
The Blind Assassin 読了
ブッカー賞受賞。これはすごい。

Blind Assassin
Margaret Atwood
038572084X
女の人の独白ではじまります。妹が亡くなった知らせ。本当は自殺のようです。

そして当時の新聞記事。

次に、The Blind Assassin というタイトルの小説がはじまります。作者の名前は、自殺した妹!

そんなふうに、女の人が生い立ちを語る物語、当時の記事、妹が死ぬ前に書いた小説の3つが、交互にでてくる構成になっています。

小説の中に小説がある……って、ちょっとたまらない仕掛けなのですが、その小説では、she と he の恋物語がすすんでいきます。男は女に寝物語で、SF じみた話をはじめます。ある惑星では月が3つあって、そこでは blind assassin が……。つまり、小説内小説の中に、さらに小説がある!!!

もー、この仕掛けだけで、うれしくてクラクラしてきます。

この本は、80 歳を超えた女性が戦前からの生活を振り返る女の人生一代記でもあり、恋愛小説でもあり、SF でもあり、そして、妹の死の謎をおいかけるミステリーでもあります。読んでいて、なんどもトリハダがたちました。

英語は、やたらと語彙レベルの高い言葉が並んでいて、とりすました上流階級のおばあさんの雰囲気がでています。読みやすさレベル9にしておきますが、もっと上かもしれません。章立てが短いところは、読みやすい。解像度ボケボケで読みました。

★★★★★
(私の好みとしてはストライクどまんなか)

翻訳はこちらです。

昏き目の暗殺者
マーガレット アトウッド Margaret Atwood
4152083875

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読みやすさレベル9 | 22:22:09 | Trackback(0) | Comments(2)
The Dead Zone
つづきが気になって、気になって……。

The Dead Zone (Signet)
0451155750
主人公は、John Smith。
冗談みたいに、ありふれた名前で、
だからこそ、めずらしい存在なのですが……。

あるきっかけで、昏睡状態になります。
そのまま何年も経過し、めざめたとき、
彼は、不思議な力をつけていました。

I think this story is not about a psychic.
It's about the life he lost.

★★★★★
レベル8~9
145550語(出版社サイトより)

途中、本が読めない青年の読書指導をするシーンがあります。
私が英語を読んでるときも、こんな感じなんだろうなあ。

Dyslexia (読字障害)は今でこそ受け入れられてきていますが、
できればそうでないという方向で指導していた時代
(70年代)が舞台です。

自分が英語の本を読むときも、こんな感じなんだろうなあ
と思うと、こういうシーンは
身につまされるところがありますね。(^^;

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読みやすさレベル9 | 18:00:00 | Trackback(0) | Comments(2)
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おかげで、苦行だった英語の本が楽ちんに読めるようになりました♪
快読100万語!ペーパーバックへの道
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酒井 邦秀

詳しくは→NPO 多言語多読

PROFILE

Julie

  • author: Julie
  • A Japanese grown-up :)

    多読 3原則
    1.辞書は引かない
    2.わからないところは飛ばす
    3.あわない本はドンドンやめる

    洋書をすらすら読みたいなら、すらすら読めるレベルから辞書を引かずに少しずつ読み上げていけば、いいのだ!

    目からウロコの英語多読をしています。

    英語の語順どおりにそのまま読み「英語のままわかる」感覚を自分で育てていきます。 (そのためには、苦行しない(笑)。どんな方でもレベル・ゼロから始めるほうが、結果的に楽に読む量が増えます)

    日本語を迂回した理解 (和訳) を避ける理由は、(1) 時間がかかって即反応できないから、(2) どんな単語でも日本語と英語の間にはズレがあり、英語の世界でのニュアンスをつかみたいから、ひいては (3) 自分の知識にないことに出合ってもその場で適切に対処する力を鍛えるため、です。ベーシックな言葉をたっぷり吸収していこー!

    楽しい本との出合いがありますよう、そしていろいろな「発見」がありますように!
    Happy Reading♪

    2003年5月 多読開始、半信半疑で読み始める。
    2005年5月 1021冊、700万語通過&ブログ開設(それ以前の多読記録は、このブログにはありません)
    2006年9月 1218冊、1000万語通過
    2009年11月 Kindle 2 ユーザー。
    2013年11月 Kindle Paperwhite 購入。
    未読本は心の余裕!

    Julieの英語多読本棚(多読初期に読んだ本を登録中)
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