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投稿日:2015-08-10 Mon
又吉さんの芥川賞受賞作。よかったです。火花
又吉 直樹

天才肌の先輩芸人神谷と
後輩芸人の徳永。
表現者として
真摯であろうとするところに
きゅんきゅんきました。
他人からみた面白さと、自分で面白いと思っている面白さは
どうしても違うことはあるのだけど、
それがハマる喜びも、無視される痛みもあって、
自分自身にとっての面白さを曲げない強さも、
自分を変えてまで笑いをとりにいきたくなる弱さも、
あまりに人間くさくて、すごみさえ感じますが、
でも凄みより笑いだったりして……。
表現ということに、これだけ喜怒哀楽を描いていたら、
いいとおもうなあ、芥川賞あげても!
(て、なに様ですが……)
★★★★★
(中高生にもオススメしちゃう)
先日、Kindle を忘れて外出したので、
ふらっと立ち寄った書店でピンときた本を買う贅沢をしました。
レジに持っていたとき、店員のお兄さんがスッと息を吸った感じで、
たぶん、この店員さん、私が『火花』を手にとって読んで戻して
店内一周してまた読んで……というようすを見ていて、
買えばいいのに、絶対好きだと思うから、読んでっ!
と思っていたんだろうなって思いました。
検索して気がつきましたが、今買うなら、こちらの文藝春秋がお得です。
羽田圭介『スクラップ・アンド・ビルド』と又吉直樹『火花』の
全文が掲載されています。
文藝春秋2015年9月号特装版 (文春ムック)

アマゾンでも、あっという間に
売り切れたようなので、
リアル書店でお探しください。
選評も、読んでみたいな。

よもやま日記
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14:34:06 |
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